大型連休は明けたが・・

大型連休なんて言ってたが、どうと言うこともなく過ぎた。何せこちらは29、3、6日と休日を3日も透析に費やしているので変わりようもない。春のお祭りの間は近所が騒がしかった。最終日の5日夜など、10時半を過ぎても騒いでいたので、苦情電話かけてやろうと…

今日もあれこれと

今回の衆議院補選、3地区とも投票終了=開票開始と同時に「当確」が出るほどの大差だった。「改革」など本気でやる気が無い自公のふざけきった態度に、有権者はかなり怒っている証拠だ。野党は今がチャンスなんだから「これからどんな社会を創るのか」のビジ…

4月の終わりに

世の中は昨日から「大型連休入り」ということで人の流れも商戦も賑やかなようだが、うちには何の関係もない。そもそも透析で29、3、6日と休日が3日潰れるし、透析病院のスタッフも曜日のみで活動しているので関係ないと言う。彼らは年末年始やお盆時期も曜日…

「憲法の無意識」を読む

柄谷行人「憲法の無意識」(岩波新書)を読んだ。200頁足らずの新書だが内容充実、日本人なら誰でも読むべき本の一つだと思った。なぜなら、日本国憲法について重要なことがたくさん述べられているからだ。この本が出たのは2016年だが、今読んでも実に新鮮だ。…

今後の世界経済

4月21日の田中宇国際ニュース解説(https://tanakanews.com/index.html)は、会員向けの有料記事だったが、相変わらず大いに勉強になった。前回書いた金地金の話の続きに近い内容だったが。 アラビア半島の両側、つまり対岸がイランのペルシャ湾と、対岸がエジ…

「美」について

「美」とは何だろうか?「美」は人によって受け取り方が違う、という点では極めて個人的・主観的な感受性の問題として扱われがちであるが、しかし一方、対象によっては相当多くの人が美しいと感じるもの・作品等があり、その意味ではある程度の普遍性・社会…

金相場の動きから考える経済のカラクリ

金地金の相場が上昇傾向している。3月に2300ドル/オンスにまで上がった。これまでは2050ドル付近に大きな上値抵抗線があり、そこを一時的に上回っても、しばらくするとまた下がることを繰り返した。しかし今後、2000ドルを下回ることはなさそうだ。 日本の相…

ポリーニ追悼コメントに思うこと

ネット記事やYouTubeにポリーニ追悼ものが種々出ていて、新たに知ったこともあるが、評価のあり方に疑問を覚える点も多々あった。 まず前者に関しては、ポリーニはカラヤンと共演を1回ではなく複数回行っており、小澤征爾ともボストンで共演したことがあった…

国際情勢のお勉強

定期購読している田中宇ニュース(https://tanakanews.com/index.html)で、最近の国際情勢について勉強している。まずは、ウクライナ情勢関連としては、3月31日付の「欧露冷戦の再開」(https://tanakanews.com/240331europ.php)と、4月2日付の「ロシア強化の…

トランスクリティークを読む

柄谷行人の「トランスクリティーク」をやっと読み終えた。500頁以上ある大作で内容もかなり高度だったので読むのに苦労したけど。彼のシリーズで言えば「探求」の第3作に当たる。探求Ⅰ、Ⅱは議論が抽象的で実に難しかったが、この第3作はそれよりは読みやすか…

大学入試の「女子枠」に反対する

京都大学が2026年度春の入学者向け入試から、理系2学部の総合型・学校推薦型選抜で「女子枠」を計39人分設けると発表した。枠の内訳は理学部15人、工学部24人。その分、一般選抜の募集人数を減らして対応するとのこと。 現在、学部生の女性比率は理学部7.9%、…

今日もあれこれと

吉村大阪府知事が、コメンテーター玉川徹氏を万博会場に「出入り禁止」にすると言って炎上している。元々評判の悪い、例の「木造リング」を玉川氏も批判したので噛み付いたわけだが、対談相手の横山大阪市長も爆笑し、会場からは笑いと拍手が起きていたそう…

海も暮れきる

吉村昭「海も暮れきる」を読み終えた。吉村作品はいつも面白くて一気に読むのが普通だが、今回は途中読むのが辛くて止めそうになった。こんな状態になったのは、彼の作品としては「冷い夏、熱い夏」以来だろう。この作品では、彼の弟がガンになり、それを隠…

ブルックナーのこと

アントン・ブルックナーの作品、と言っても私は交響曲以外ほとんど知らないのだが、私はその数少ないブルックナー作品に、若い時分から心を惹かれていた。 最初のきっかけは、不眠症対策だった。京都の学生時代、あれこれ悩みも多くて眠れない日が続くので、…

水素政策批判を書く

急な飛び込みで、いずれも依頼原稿だが、水素関連政策批判を二つ書くことになった。 一つは、国内有志の手になる「非政府エネルギー基本計画」(https://www.7ene.jp/)の報告書(https://www.7ene.jp/file/Nongov7EnePlan-ver01.pdf)を改定する際に加筆するお…

宇宙開発批判 続き

世の中の人々が、宇宙開発やロケット打ち上げになぜこれ程にも無批判なのか、私には理解しかねる。現実を無視した議論がマスコミ等に多すぎるのが、大きな原因だとは思うが。 例えば、最近打ち上げ失敗した「民間」ロケットがあるが、民間とは名ばかりで、資…

マスコミの「タブー」はまだある

3月19日に森永卓郎氏の最新刊について述べたが、森永氏の挙げた三つの他に、マスコミがタブーとしている話題がまだ幾つかあると思う。私の見立てでは1)地球温暖化・脱炭素批判、2)原発・放射能関連、3)リニア新幹線批判、4)宇宙開発批判の4つは、大手マ…

経済状況を見る

最近の統計では日本のGDPが2四半期連続でマイナス成長になり、日本経済が不況であることが確認された。不況は経済活動の衰退だから、それなら株安になるのが当然のはずだが、実際には日本の株価は上昇し、ついに史上最高値を更新して4万円台にまで達した。 …

追悼 M. ポリーニ

前回、現存のピアニストとして紹介したばかりの、M. ポリーニが死んだ。一番好きな音楽家だったのでとても残念だ。42年生まれの82歳だから「天寿を全う」の部類に入るが、指揮者とピアニストは長命者が多いので、彼ももう少し長生きしてくれると思っていたの…

ジョージ・セルのこと

指揮者ジョージ・セルを知る人は、もはや少ないと思う。1970年の大阪万博で演奏するため5月に来日し、数々の名演奏を残して帰国後の7月に亡くなった。つまり50年以上も前に没した指揮者である。 70年の来日時にベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」を聴いた…

安楽死をめぐって

3月16日のTBS「報道特集」では、安楽死をめぐって多方面から取材を重ねた結果を放映していて、種々考えさせられる有用な内容だった。 まず、実際に安楽死を実行した二人が紹介された。一人はフランス人男性、もう一人は日本人女性だった。二人とも、外国人の…

森永卓郎氏「書いてはいけない」を読む

経済評論家の森永卓郎氏が出版した最新刊「書いてはいけない」を読んだ。奥付は24年3月20日初版発行となっているが、Amazonに注文したらその前に届いて読むことが出来た。すい臓がんステージ4の告知を受けて、遺書として書いたとあるだけあって、内容は非常…

私の好まないもの その1

以前、ヒゲを伸ばす男について書いたが、それと類似の、私から見て「好みに合わないもの」が世の中には色々とある。むろん「私から見て」なので純粋に個人の好みに過ぎないが、鬱憤晴らしの意味も込めて、文章化してみることにする。以下は、私の目から見て…

今日もあれこれと

3月になって早9日だ。今週は火木と出張続きだったので仕事場でパソコンに向かう暇がなかった。来週も火曜が出張なので次は14日の木曜になる。それでは毎日溜まるメールが処理しきれないので、仕方なく土日も、午後だけだが仕事場に来る。メールが1週間以降は…

しっかり考えること:哲学の重要性

国会の「政倫審」を公開にするか非公開にするかで散々揉めたが、実に愚かなことだ。「包み隠さず説明する」と言っているのだから、完全公開で何が不都合なのか説明困難だろうに。政倫審の現行規則がどうであれ、今どき、公開せず議事録も残さないなど時代錯…

今日もあれこれと

まずは訂正。この前、なでしこ主将の熊谷を29歳と書いたが33歳の間違いだった。あと、ボランチに谷川の名前も書き忘れた。実際には杉田、林、谷川の誰も出なかったけど。 それにしても、昨夜のなでしこの試合は、何とか勝って良かった。熊谷をボランチからセ…

柄谷行人流の経済学への理解メモ

柄谷行人の本を読みながら、経済学には詳しくない私なりの理解した内容を、思いつくままにメモしておこう。 相対的価値形態:商品・・物、サービス、労働力など 「売られる立場」にある=売れなければ何の価値もない 商品の価値を使用価値や交換価値で説明し…

スポーツ観戦あれこれ 女子の卓球とサッカー

卓球の世界選手権女子団体決勝の様子はYouTubeに出ていて堪能できる。いやはや何ともスゴイ試合だった。優勝した中国の選手がインタビューで、孫エイサも陳夢も感極まって泣いてたしな。それほどの試合だった。中国に男子はストレート負けしたが女子はマジで…

今日もあれこれと

前官房長官の松野氏が、辞める直前に官房機密費4000万円以上を自分に支出したって話を「しんぶん赤旗」がスクープし、国会答弁でも現官房長官が事実だと認めている。もちろん公益・国益に資する使い方をしたと本人は説明しているが、普通の庶民感覚で言えば…

大手マスコミが伝えないあれこれ

「原子力資料情報通信」596号が届いた。私は勉強のためにこれを定期購読している。今月号も、新たに知る事柄が多い。 一つは、311子ども甲状腺がん裁判の報告だ。福島原発事故当時6歳~16歳の6名に、当時12歳だった女性が加わり計7名が原告となった裁判であ…