2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ブルックナーのこと

アントン・ブルックナーの作品、と言っても私は交響曲以外ほとんど知らないのだが、私はその数少ないブルックナー作品に、若い時分から心を惹かれていた。 最初のきっかけは、不眠症対策だった。京都の学生時代、あれこれ悩みも多くて眠れない日が続くので、…

水素政策批判を書く

急な飛び込みで、いずれも依頼原稿だが、水素関連政策批判を二つ書くことになった。 一つは、国内有志の手になる「非政府エネルギー基本計画」(https://www.7ene.jp/)の報告書(https://www.7ene.jp/file/Nongov7EnePlan-ver01.pdf)を改定する際に加筆するお…

宇宙開発批判 続き

世の中の人々が、宇宙開発やロケット打ち上げになぜこれ程にも無批判なのか、私には理解しかねる。現実を無視した議論がマスコミ等に多すぎるのが、大きな原因だとは思うが。 例えば、最近打ち上げ失敗した「民間」ロケットがあるが、民間とは名ばかりで、資…

マスコミの「タブー」はまだある

3月19日に森永卓郎氏の最新刊について述べたが、森永氏の挙げた三つの他に、マスコミがタブーとしている話題がまだ幾つかあると思う。私の見立てでは1)地球温暖化・脱炭素批判、2)原発・放射能関連、3)リニア新幹線批判、4)宇宙開発批判の4つは、大手マ…

経済状況を見る

最近の統計では日本のGDPが2四半期連続でマイナス成長になり、日本経済が不況であることが確認された。不況は経済活動の衰退だから、それなら株安になるのが当然のはずだが、実際には日本の株価は上昇し、ついに史上最高値を更新して4万円台にまで達した。 …

追悼 M. ポリーニ

前回、現存のピアニストとして紹介したばかりの、M. ポリーニが死んだ。一番好きな音楽家だったのでとても残念だ。42年生まれの82歳だから「天寿を全う」の部類に入るが、指揮者とピアニストは長命者が多いので、彼ももう少し長生きしてくれると思っていたの…

ジョージ・セルのこと

指揮者ジョージ・セルを知る人は、もはや少ないと思う。1970年の大阪万博で演奏するため5月に来日し、数々の名演奏を残して帰国後の7月に亡くなった。つまり50年以上も前に没した指揮者である。 70年の来日時にベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」を聴いた…

安楽死をめぐって

3月16日のTBS「報道特集」では、安楽死をめぐって多方面から取材を重ねた結果を放映していて、種々考えさせられる有用な内容だった。 まず、実際に安楽死を実行した二人が紹介された。一人はフランス人男性、もう一人は日本人女性だった。二人とも、外国人の…

森永卓郎氏「書いてはいけない」を読む

経済評論家の森永卓郎氏が出版した最新刊「書いてはいけない」を読んだ。奥付は24年3月20日初版発行となっているが、Amazonに注文したらその前に届いて読むことが出来た。すい臓がんステージ4の告知を受けて、遺書として書いたとあるだけあって、内容は非常…

私の好まないもの その1

以前、ヒゲを伸ばす男について書いたが、それと類似の、私から見て「好みに合わないもの」が世の中には色々とある。むろん「私から見て」なので純粋に個人の好みに過ぎないが、鬱憤晴らしの意味も込めて、文章化してみることにする。以下は、私の目から見て…

今日もあれこれと

3月になって早9日だ。今週は火木と出張続きだったので仕事場でパソコンに向かう暇がなかった。来週も火曜が出張なので次は14日の木曜になる。それでは毎日溜まるメールが処理しきれないので、仕方なく土日も、午後だけだが仕事場に来る。メールが1週間以降は…