1)世の中は「シルバーウイーク」で浮かれているけど、うちは関係ない。明日も23日も普通に透析だし。連休のために海外送金が遅れるのが痛いだけだ。大型台風が近づいているので、明日以降の天気が多少心配だ。透析の荷物が多くて傘をさすのが大変なので。
2)マスコミの利上げ報道は、偏った内容が多い。二言目には「住宅ローンの値上がり」ばかり言うが、今は住宅ローンより物価値上がり阻止が優先課題のはず。今回1.25%まで利上げしたが、世界水準で見たらまだまだ低い。米国でも3%台だし多くの国で2%以上は維持している。日本だけが異常に低金利である事実を伝えていない。
日米の金利差がこれだけあると円安は解消されず、物価高を食い止められない。日銀は今後も断固たる態度で利上げしなければならないはずなのに、髙市からの圧力で腰砕けになっている。植田総裁って、何だかんだ言って度胸がないなあ。日銀は独立機関のはずなのに。米国でさえ、円安是正をしろと言っているのだから、髙市なんかに遠慮せずしっかり利上げすれば良いのだ。
昨日のTBS「報道特集」でも、利上げは良くないことだと言わんばかりの報道で、実にガッカリした。そもそも出てくる例が、6000万円の住宅ローンを組んでいるカップルとか、1億円の融資を受けている大規模農家とか、例外的なものばかりなのだ。今どき、勤労世帯で6000万円のローンを組める人間が何%いることやら。毎月の返済だけで30万円近いだろうに。1億円の融資を受ける農家だって、ごく一握りしかいない。むろん彼らのように借金額が大きければ、利上げの打撃が大きいことは確かだが、それ以上に諸物価の高騰が大きいはずで、それは主に円安から来ているのだから、円安の是正が結局は早道なのだ。それには現状、大幅な利上げしかない。この報道でも、利上げが円安是正のためだということを一言も言わない点が「偏向」なのだ。利上げに悪性のイメージを付けることしか狙っていないみたいだから、これは経済学的にも誤りだ。どうやら最近の報道は髙市政権に遠慮して萎縮しているように見えて仕方がない。以前の総務相時代に電波止めるぞと脅されているからかな?
世の中には、インフレが進むことを望む者がいる。財務省と大企業だ。一般国民には、インフレは良いことが一つもない。髙市は、大企業に支えられているのでインフレを止める気がない。だから利上げなどしたくない。しかし今度訪米してトランプに会ったら、きっと嫌み言われるはず。もっと円高にしろ、と。その時、何と答えるのかな?
そういえば、9月5日の「報道特集」にも批判があった。「核のゴミ」最終処分地関連報道で、反原発の田中一郎氏が書いていた。その内容は次の通り。「今のTVのニュース番組は、NHKも含めて、どれもこれも壊滅状態で批判力ゼロ、政府・財界・支配権力御用の広報か、どうでもいいくだらない話題ばかりのゴミ放送となり、最近まではTBSの「報道特集」だけが唯一、見ておいた方がいいかなと思う内容のものを放送していました。しかし、ここにきて、この「報道特集」もまた、批判力ゼロで政府御用の「マスごみ」番組に転落してしまったようです。(中略) 茨城県常陸大宮市の鈴木定幸という「原発タカリじじい」の市長が、高レベル放射性廃棄物の最終処分場の文献調査受け入れを表明したというニュースを追跡しています。市民に相談することもなく、ほんの一握りの人間だけで内々に事を進め、公表した記者会見では「20億円が欲しかったから受け入れた」というようなことをヌケヌケと発言しています。そして番組では、これを巡り、同市内外の賛否の動きを丁寧に追うかと思いきや、そんな取材活動は一切を放り投げて、この「原発タカリじじい」どもに金魚のフンとして連なる連中の戯言を取材と称して放送していました。番組には「反対」の声を挙げる市民や運動は誰.一人として登場していません。呆れた御用放送です。ご丁寧に、北海道の寿都町や九州の玄海町の「原発タカリじじい」どもまで登場させ、のんきに「寿都いい街」なんてサイトを運営していた人物のところに厳しい批判が大量に寄せられたことに腹を立てながら驚いている様子も伝えられていた。その伝え方は、ヒドイ誹謗中傷だ、と言いながら、です。あほか! と言いたいですね。
詳しくは別途申し上げますが、核ゴミ処分場を造らせないし、調査もさせない、という態度を徹底することで、原発は間もなく運転ができなくなります。使用済み核燃料がたまりにたまって置き場所もない状態になるからです。それを「報道特集」の御用キャスターは、原発で電気を発電して使ってきたのだから、核ゴミの最終処分場が必要なのは当然のことだ、などと解説をしていました。冗談ではないわ、です。まるで日本の有権者・国民が原発を切に望んできたかのような言い方ですが、そんなことはありません。一億総ざんげのような言論を放送で視聴者に押付けるなということです」と続くが、ここまで。
この田中一郎氏の批判は、極めて真っ当なものだ。私は彼の意見に全面的に賛成する。
3)近ごろ橋下徹のテレビ出演が減っているのは、彼の髙市批判がキツ過ぎるからじゃないか?(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/393239)との興味深い記事が出ている。なるほど、そうかも知れない。橋下はあまり好きなタイプではないが、髙市批判は確かに鋭かった。痛いところばかり突くしな。髙市と維新は仲良しだが、その点にも橋下は厳しかった。最近の橋下は、維新に対する批判もかなり厳しく言っていた。維新の創業者なんだけど、最近は少し距離を置くと言うか結構批判もしていて、オヤと思うことも多かった。それで、髙市に睨まれているのかも知れない。上記田中一郎氏の発言にもある通り、今のTV局は腰抜けばかりだからな。
4)青柳先生の9月19日付けブログ「第三次世界大戦の態様 ハイブリッド戦争と非線形戦」(https://rakitarou.hatenablog.com/entry/2026/09/19/102819)は、軍事専門家による非常に示唆に富む内容だった。無知な私などは、戦争に線形と非線形があることも、ハイブリッド戦争と言う言葉も知らなかった。ましてや、C4ISRなどの高度な軍事記号が分かるはずもなかった。詳しくは同ブログを参照して欲しいが、この中には我々日本人が是非知っておかなければならない知識がたくさん散りばめられている。中でも印象的な表現として、次の言葉を挙げておきたい。曰く「標的となった国や国際社会に、矛盾する情報や偽情報を大量に流し込み、「何が真実か分からない」「誰が味方で誰が敵か分からない」という機能不全状態(カオス)を永続的に作り出すことが目的化します。相手が勝手に内部崩壊すれば、自国はコストを払わずに相対的な優位に立てるからです。」これが「非線形戦」の典型的な形であると。
そして最後に「グローバリズム巨大資本=「帝国」が仕掛ける「非線形戦としての支配」からの防衛も考える必要がある」との、とても重い指摘がある。この指摘の意味を、真に理解している日本人は、どれだけいるのだろうか?当然ながら、ごく少数に留まっているだろう。何が問題なのかさえ、認知できない人間が圧倒的多数だろう。前に書いた陰謀論関連の考察も、この問題に繋がってくる。陰謀論Bは正に「何が真実か分からない」状況を作り出すのに有効な手段であるから。