私は、人工透析患者である。遺伝性の腎臓病があり、根治療法はないので保存的療法(腎臓をなるべく長持ちさせる療法)に努めてきたが、2年ほど前に遂に透析患者になった。今は月・水・金に朝9時頃出かけ、午後2時半過ぎに帰ってくる。それから遅い昼食を摂る。透析後は運動などを控え、おとなしく過ごす。透析は4時間かかるが、私の場合、最初の30分ほど運動療法でゴムチューブ体操をした後、たいていは本を読んで過ごす。一人に一台TVモニターもついているが、私は見ない。見たい番組は必ず録画して、後で見る習慣なので。見れる時間帯と放送時間帯がたいてい異なるのが大きな理由だが、他にはCMをスキップでき、少し早回ししたり興味のない部分を飛ばしたりできるからだ。聞き落としたセリフを、もう一度言わせることもできる。大谷選手のMLB試合中継なども、いらん部分はすっ飛ばして、良いところだけ見る。透析中の読書は私の活力の源泉であり、透析中に読んで考えたことを、仕事場で書くのである。
このブログを書いているのは私の「仕事場」。定年時に研究室にあった資料等を、自宅にはとても置けないので、自宅に近い別棟マンションのもう一部屋を借りて詰め込んだ。今もまだ、未整理の資料や本が別室の床に散らばっている。月・水・金が透析なので、仕事場に朝からいるのは、原則火・木である。土日は、休日モードと称して、大体本宅でノンビリ過ごす。それで、このブログが更新されるのも、原則火・木になる。
