自己紹介

このブログの書き手の本名は、松田智、アゴラと言う言論プラットフォームの著者一覧の「ま行」松田智(https://agora-web.jp/archives/author/matsuda-satoshi)に載っている書き手と同一人物である。そこにも顔写真は上げていないが、顔を売り込む気がないからである。

経歴としては、そこにも書いてあるように、20年3月まで大学教員をしており、定年退職して今は形式的には無職の年金生活者。ただし、放送大学の非常勤講師とか会社の技術顧問なども勤めており、完全な「遊び人」ではない。また、行政機関ともいくらか繋がりがあり、頼まれて各種の委員を数件勤めている。社会と完全には断絶していない。

以前は、ある環境NPOの副理事長を勤めていたが、それは辞めた。設立当初に思い描いていた姿から、NPO自身がかなり変質してきたように感じ、自分の居場所がなくなってきたように感じたからだが、それは思い過ごしかも知れない。しかし、辞めるときに他の理事からは一言の言葉かけもなかった事実から見て、さほど的外れだったようにも思えない。

専門は「化学環境工学」を名乗っている。これは、大学院時代の専攻名。化学を中心とした環境工学の意味である。これが環境化学工学となると、環境を対象とする化学工学となり、少し意味が違う。実は、私は大学の学部時代は化学工学科に在籍していたので、専門のバックボーンは化学工学である。この学問は、一般にはあまり知られていないが、応用範囲の広い、有用な「手法の学問」である。細かくは分子・原子・微生物から、大きくは地球レベルの物質・熱収支などまで、何でも扱える。私が環境関連の研究を進めるに当たって、化学工学を基盤としていたことは極めて有益であった。

この専門の関係もあり、アゴラでは主にGEPR(Global Energy Policy Research)と言う部門に投稿してきた。おそらく、今後もそうだろう。しかし前回書いたように、この分野に限定されずにあれこれ書いておきたいと言う思いが募ってきた。それで、この個人ブログを開設したのである。