始まり、始まり・・

人もすなるブログなるものを、我もしてみむとてするなり

これまでは「アゴラ」という言論プラットフォームに投稿していた。投稿すれば載せてくれるので、便利だった。自分の専門が環境やエネルギー関連であり、主にその分野を中心に政府の脱炭素政策批判などを書き連ねてきた。これは今後も大筋変えないつもりだが、実際には私には書きたいテーマが他にもたくさんある。だから、テーマに制約されず、自分の思うことを何の忖度もナシに書ける「場」が欲しいと思った。それには、個人ブログだろう。

ブログで儲けたい人もいるみたいだが、私にはそんな気はない。取りあえず、贅沢や浪費をしなければ生活に困らないだけの蓄えはあるので、金儲けに精力を注ぐ必要を感じない。もはやいい歳でもあり、カネなどあの世に持って行けるわけでもなし、カネは生活の手段だが人生を賭ける対象と思っていない。他にもっとずっと大事なものが、私にはたくさんある。

まず何よりも、あれこれ考えたことを書き残しておきたい。これまでも私は論文や本を書いてきたが、その対象は限られている。別に名前を売り込みたいわけではないから、人に媚びてまで売りつける気はサラサラなく、読んで下さる読者がネット内にいて下されば有難いと思う。

言わば、このブログは私にとって日記や備忘録に近い存在だが、ネットに公開する以上、読んで下さる方々に何らかの刺激になることを望んで、公共に利する内容を心がける。

問題は、何が「公共に利する」か?である。その答は、このブログの内容がおいおい示して行くことになる。初回はここまで。