2023-07-06から1日間の記事一覧

私の立場さしあたり

表題は、「加藤周一著作集」第15巻の最後に置かれた文章のものである。加藤周一は、中年期まで私の読書生活の中心だった。きっかけは、高校2年の国語教科書で「日本の庭」という作品に触れ、その明晰な文章に惹かれたことだった(後に原版を読んで、一部が削…