1)9月になった。まだ暑い日が続くだろうが、これからは幾らかでも涼しくなる。世の中は熱波だ異常気象だと大騒ぎだが、季節の巡りは確実に歩んで行く。人間界の動きなど、大自然は何も気にかけていない。冷厳な物理法則に従って変化して行くだけだ。
9月は特別な行事予定はない。下旬の週末に東京で遊んでくる予定以外は。家族が大阪でヒゲ男だか何だかのコンサートを泊まりがけで観に行くので、それに興味はないからこっちは東京で遊んでこようと言うわけ。東京は遊ぶには良い所で、東博や科博、神保町など、行きたいところには事欠かない。「孤独のグルメ」で見て興味を持った店にも行ってみたいし。スペイン料理や羊肉料理を美味そうに出す店があり、是非寄ってみたい。
2)書くものでは、いつものブログの他に、アゴラへの寄稿でSAF批判と、阿藤氏の論文紹介は必ず書こうと思う。それに、幾らかでも涼しくなったら、ずっと懸案になっている資料類の大整理にも取り組みたい。自分の著作類をまとめるためにも必要な作業だし、終活の一環にもなる。あと書類として、自分の死後に必要な事項をまとめておくのも必須。結局、ヒマを持て余す事態にはなりそうもない。この頃はスマホで将棋を指すのにハマってしまっているし。昨夜は5連敗もして熱くなり、夜更かししてしまった。我ながら愚かである。
3)7月11日の東京イベントがYouTubeに出た。「SDGsエコバブルの終焉」(https://www.youtube.com/watch?v=RHl52otY0w4&t=1319s)。私の出番は26分~36分辺り。これで名前も顔もネットに出てしまったが仕方がない。
4)8月31日は41年目の結婚記念日だった。また忘れるところだったが、何とか思い出した。例年、8月下旬は帰省してたり何かとドタバタするので忘れることが多かったので。
もっとも、当時を思い出しても、母親の病気が判明して無理やり早めた結婚式やその後の母の入院からお葬式まで、とにかくドタバタ続きで新婚気分どころではなかった。あの頃は研究室内でも居心地が悪くて、ストレスから十二指腸潰瘍にも罹っていたいたし。
京都の学部時代と異なり、大学院から助手になった7年間は、結婚できて娘が生まれたことだけが慶事で、その間に両親も亡くなったし良いことは他に何もない暗黒時代だった。その後田舎に酷い待遇で左遷されたが、気分的には解放感が強くてせいせいした。配偶者の話では、田舎に移ってから夜中に寝言で怒ることもなくなったと言うし。自分では覚えていないんだが、やはりストレスだったんだな。うつ病にならずに済んだのは多分、夕方に10km走って汗をかいたからかも。汗をびっしょりかいて、スッキリした気分になれた。研究室の習慣で、あれだけは助かった。今は膝がすっかりダメでゆっくりでも走れないけど。
5)もはや旧聞に属するが、大谷の愛犬デコピンの始球式は凄かった。そもそも犬を始球式に使うって発想が普通の人間には浮かばないし、それを実行に移すなんてのは。大谷は3週間前から犬のトレーニングをして、一度は実際にマウンドまで連れてきて予行演習までやったそうだ。用意周到そのもの。後で「打席の時より緊張した」と言っていたが、そんなことはおくびにも出さずキッチリ愛犬を制御して成功させ、実に良い笑顔をして見せた。この辺が大谷のすごい所。それにしても愛犬デコピンも賢い犬だ。マウンドに一匹だけ残されて主人が遠くに離れて行くのをジッと待つのは結構大変なのに、ちゃんとやり遂げ、次に球をくわえてベースへ一直線、ついでにハイタッチまでやるとは。全てがパーフェクト。偉いもんだ。大谷が使っていた「おやつ入れ」は650円で売っていて、すぐ売り切れたそうだ。こんなのは実に速く伝わる。
6)今年は異常気象だってマスコミは大騒ぎ。確かに、去年と今年は例年になく暑い。降雨量も多い。しかしその根本原因は周辺海水温が高いことにあり、人間の出すCO2は全然関係ないということが抜け落ちている。気象庁などの発表でも、海水温の高さに触れていないしな。なぜそんなにしてまで「脱炭素」したいのか、私には全然分からん。科学的根拠がなく、効き目もないって分かっているのに。